さざなみ

『さざなみ』を観た。

こんなことがあったら、ツライ。


わたしの45年はなんだったのか、とか、この人とこんなに長く一緒にいて、その選択はだだしかったのかとか考えそう。


それって、若いときは次行こうみたいに思えるけど、70代で気がついたらめちゃめちゃツライヨ。。


女の人のほうが、精神的結びつきを重視しがちなように思う。

そもそも結婚、みたいな重大な選択をする前に話してほしかった情報、それが今になって、ぼろぼろ分かってきたりしたら、がらがらと信頼が音をたてて崩れていく。


アガサクリスティの本に、『春にして君を離れ』がある。これと根底で似たようなものを感じる。

ただ『さざなみ』の主人公は、現実を逃げずに直視する強さがある。傷ついても、つらくても。


こんなことが人生でありませんように!!神さま。